Yohji Yamamoto [裏勝り]

Yohji Yamamoto [裏勝り]

By RUFUS YABUKI 投稿日: / 最終更新日:

江戸時代に「奢侈禁止令」が出され、派手な色合いや柄の服が着れなくなってしまった町人は、裏地にこだわり密かにオシャレを楽しんでいた時代があったようです。 
[Yohji Yamamoto]の20A/Wコレクションでも"見えないオシャレ"を意図して制作されており、ルック10で着用されたコートは裏テーマを体現した作品となっております。
ランウェイでは、ストライプ入りの肉厚なウールフランネル生地を表にして発表されていたので、今回は内田すずめ氏とのコラボ柄をメインに着用した画像にてご紹介をいたします。

鮮やかな色彩とはっきりとした柄が載るシルク100%の生地に、『雷が鳴ってそうな女』がプリントされたコート。
『憑依』にも描かれていた西洋の舞台女優とブラッシュタッチで書かれた漢字が、カラフルでありながらダークな配色で独特の雰囲気を演出しております。
ブランドタグにはデザイナー直筆のサインがゴールドでプリントされた仕様は、通常のコレクション以上に特別な満足感を与えてくれるなど、細部まで"粋"な作品に仕上げられています。

ジャケットの上からでも羽織ることができる程よいサイズ感となっているため、カジュアルだけでなくビジネスシーンでも着用いただけるかと思います。
一目見れば話の種になること間違いない存在感を放ちますので、TPOに合わせてリバーシブルを活用されてみるのもオススメではないでしょうか。

表裏関係なくどちらも主役として魅せることのできる作品です。
着用は勿論のこと、インテリア感覚でご自宅にディスプレイしても絵になります。
今季の代表的な作品の一つであるかと思いますので、是非、ご検討されてみてはいかがでしょうか。

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